タブレット最前線通信 コラムニスト:花房 寛(はなふさ ひろし)

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Vol.10 タブレットの入力環境を画期的に変える「外付けキーボード」

昨年よりスタートした「タブレット最前線通信」も、今回で10回目の記事となりました。今回はタブレットの入力環境を画期的に変える「外付けキーボード」のお話です。

以前のコラム記事「意外と役立つタブレット・スタンドのお話」で紹介した、タブレット・スタンド。これを使い出すと、どうしても次に試したくなるのが、タブレットの外付けキーボードです。

現在、市販されているタブレット端末のほとんどが、Bluetooth(ブルートゥース)と呼ばれる、外部周辺機器との無線を利用したワイヤレス通信機能が搭載されています。

タブレット・スタンドとBluetooth設定画面

タブレット・スタンドとBluetooth設定画面

今回は、このBluetoothに対応した「外部キーボード」について紹介します。

タブレットのソフトウェアキーボード

タブレットのソフトウェアキーボード

ではなぜ、タブレットに外付けキーボードを利用するとよいのでしょうか?

基本的にタブレットは、スマートフォン同様、ハードウェアとしてのキーボードを搭載しないものがほとんどで、通常、タブレットへの文字の入力には「ソフトウェア・キーボード」と呼ばれるタッチパネルに表示されたキーボードを利用することになります。

これは皆さんも同意見の方が多いと思いますが、特に仕事でパソコンをガンガン利用していて、普段からキーボードを使い慣れている人にとっては、このソフトウェア・キーボードは、なんとも物足りなく、もどかしく感じてしまうものです。

やっぱり、キーボードは、シッカリと「押せる」感じが心地よいのです!(笑)

ここで「外付けキーボード」の登場となるわけですが、やっぱり「物理的」に、しっかりとした「押した感」が得られることは、大きな満足感につながり、作業効率的にも、文字入力の早さについてはソフトウェア・キーボードとは比べものになりません。

たしかに最近では、音声入力の技術や精度もかなり進化しているので、私も普段のちょっとしたメール入力などは、音声入力を利用しています。

音声入力の欠点は、変換精度の問題もありますが、なんといっても、外で周りに気を遣うような場所(オフィスや会議室、電車の中など)では、ボソボソと音声入力している姿は、ある意味で「イタイ!」感じが否めません。

家電量販店に出かけて実際に触ってみよう!

家電量販店に出かけて実際に触ってみよう!

「外付けキーボード」の選び方ですが、実はこれといったノウハウはなく、やはり実際に触って・押してみて、気に入った感触のものを探すのが一番だと思います。

大手家電量販店や大手パソコン専門店などに行くとBluetoothキーボードの専用コーナーを設けているところも多いので、こういった所へ出かけて、とにかく触りまくることをオススメします。

特にキーボードは、人それぞれの好みが大きく分かれる典型的な商品であり、決して「高価な物」=「よい物(自分に合う物)」でないケースも多いです。

タイプ的には、通常の堅いハードタイプのキーが並ぶものや、キー自体がシリコンのようなソフト素材でできているものなど、いろいろありますが、私の場合は、どうもシリコンタイプは指になじまない感じがします。

私が使用しているのは、ELECOMの「Bluetoothキーボード TK-FBP019EBK」という商品で、金額的には「中級クラス」の商品ですが、私にはキータッチの感覚が一番マッチしたのと、折りたたみができるので、外出や出張にも持ち出しやすいということで、こちらの商品にしました。

ELECOM Bluetoothキーボード TK-FBP019EBK(ELECOMサイトより)

ELECOM Bluetoothキーボード TK-FBP019EBK(ELECOMサイトより)

Bluetooth外付けキーボードのペアリング設定の様子

Bluetooth外付けキーボードのペアリング設定の様子

設定はAndroidの場合なら、「設定」→「Bluetooth」→「ON」を行い、キーボードの電源を入れておけば、タブレットと外付けキーボードのペアリング設定に関する説明がでてくるので、それに従って進めば、誰でも簡単に設定が可能です。iPadのiOSも簡単に設定できます!

特に最近の外付けキーボードは、複数台(5台~10台ぐらい)のペアリングを保存できるので、タブレットだけでなく、スマートフォンや、自宅のパソコンなど、様々なBluetooth対応機種に合わせて利用できますので、ちょっとお得な気分です。

10インチタブレットで使うと気分はノートPC

10インチタブレットで使うと気分はノートPC

もちろん、これら外付けキーボードは、携帯性を重視していることもあり、デスクトップ・パソコンなどで使用する「フル・キーボード」と比べると、入力速度には差がでますが、標準のソフトウエア・キーボードによる文字入力と比べると、入力速度の差は歴然としており、作業効率的には目を見張る効果があります。

先日ご紹介した、タブレットスタンドと合わせて利用すると、もうそれはまさにノート・パソコンの世界に限りなく近づいており、特にビジネスなどでタブレットをハードに利用されている方には必須なアイテムだと思います。

数千円の投資で、すばらしい使用感の向上が得られるタブレットの「外付けキーボード」を、是非お試しください。

記事掲載日:2013年5月7日

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著者プロフィール タブレット最前線通信 著者:花房 寛

商社IT事業部門会社を経て、その後、米国ワシントン大学へ留学。
日本在住時代には音声、モバイルWeb創成期より各種コンテンツ事業に従事。着メロ事業では、当時、日本で最も会員数を獲得したサイトを展開。米国ワシントン大学ではソーシャルメディア最先端の情報を得て、現在、日本、海外にて各種サイトプロデュースを行う。
またソーシャルメディアに書き込まれた、犯罪・不適切表現を自然言語処理を活用した人工知能(AI)技術で自動検出させる研究にて博士号を取得。博士(工学)

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